【最大400万円】令和8年度 東京都「創業助成事業」第2回公募に向けて今から準備すべき理由
皆さん、こんにちは。塙公認会計士事務所 代表の塙 健一郎です。
風薫る爽やかな季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
ゴールデンウィークが明けて、日常の業務リズムがすっかり戻ってきた頃ですね。
さて、私の過去の学びの中に、「バックキャスティング」という思考法があります。
これは「未来の目標から逆算して、今の行動を決める」という考え方です。
経営においても、「いつまでにどうなりたいか」を見据え、逆算して今から準備を始めることが、成功への大きな鍵となります。
そこで本日は、秋の公募に向けて今から「逆算して」準備をしていただきたい、東京都の非常に強力な支援制度「令和8年度 創業助成事業(第2回公募)」についてお話ししましょう。
令和8年度 東京都「創業助成事業」第2回公募に向けて
東京都および東京都中小企業振興公社が実施する「創業助成事業」は、これから創業する方や、創業して間もない方を資金面から力強くバックアップしてくれる制度です。
■ 創業助成事業の基本情報
- 助成上限額:400万円(下限100万円)
- 限度額の内訳:事業費・従業員人件費の限度額は300万円、委託費の限度額は100万円
- 助成率:助成対象経費の3分の2以内
- 対象となる主な経費:事務所や店舗の賃借料(家賃)、従業員の人件費、広告費、器具備品購入費、専門家指導費に加え、産業財産権出願・導入費や市場調査・分析費(委託費)など、創業初期にかさむ固定費や初期費用が幅広く対象になります。
■ 誰が使えるの?
個人事業主または法人の代表者としての経営経験が「通算5年未満」であり、都内で創業を具体的に計画している個人の方、または都内で事業を始めてから5年未満の中小企業者等が対象です。
※注意点:現在の事業だけでなく、過去に別の事業を経営していた期間も合算されますので、申請前に通算期間をご確認ください。
■ なぜ「今(5月)」から準備が必要なの?
第2回公募の申請期間は【令和8年(2026年)9月29日〜10月8日(予定)】と、まだ4ヶ月以上先です。「秋の申請なら、夏過ぎに考えればいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、この助成金は「思い立ってすぐに申請できる」ものではないのです。
ここが最大のポイントです。
申請するためには、あらかじめ以下の「いずれか一つ」の要件をクリアしている必要があります。
- TOKYO創業ステーションでの「事業計画書策定支援」を修了している
- 東京都や都内区市町村の「創業向け制度融資」を利用している
- 都内区市町村による「認定特定創業支援等事業」による支援を受けている
これらの要件を満たすには、公的機関の窓口での面談やプログラムの受講、金融機関との調整などで「概ね2ヶ月以上」の期間がかかることがほとんどです。
つまり、9月末の申請に間に合わせるためには、今この時期から情報収集を始め、要件クリアに向けて動き出すことが必須となります。
【重要なお知らせ】
令和7年度第2回公募から、申請方法が電子申請(Jグランツ)に完全一本化されています。
令和8年度も引き続き電子申請のみとなりますので、「GビズIDプライムアカウント」の取得手続きも早めに進めておきましょう。
マイナンバーカードを使ったオンライン申請なら最短即日で取得可能ですが、書類郵送申請の場合は2026年7月以降から最大1か月かかるよう制度が変更されます。
第2回公募(9月)に向けて余裕をもって対応することをお勧めします。
※情報は2026年5月17日時点のものです。必ず最新の要件や対象経費を公式サイトにてご確認ください。 詳細な募集要項や申請要件の一覧は、TOKYO創業ステーションの公式サイトでご確認いただけます。
【編集後記】
創業期や新規事業の立ち上げ期というのは、夢と希望に溢れる一方で、資金繰りや事業の方向性など、経営者として一人で悩むことも多い時期だと思います。
私自身、日々のご支援を通じて、創業者の皆さまの並々ならぬご苦労と情熱に触れてきました。
助成金の申請に向けた事業計画の作成は、ただ資金を得るための作業ではありません。
「誰に、どんな価値を届け、どうやって利益を生み出すのか」という、自社のビジネスモデルを徹底的に磨き上げる素晴らしいチャンスでもあります。
一人で抱え込まず、ぜひ専門家の客観的な視点も頼ってくださいね。
当事務所では、数字の面からはもちろん、コーチングの視点からも皆さまのビジョンを形にするお手伝いをしております。
事業計画の「壁打ち相手」が欲しいときなど、いつでもお気軽にご相談ください。
皆さまの事業成長に伴走し、全力で応援してまいります。
今週も健やかに、そして前向きに進んでいきましょう!

